シンポジウム 看護の経済的評価・1
私の看護経済学への歩み
竹谷 英子
1
1名古屋市立大学看護短期大学部
pp.716-718
発行日 1998年8月1日
Published Date 1998/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902472
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
司会の紀伊國先生からある日,聖路加国際病院副院長の井部俊子様からのご紹介で,この例会で話をするようにというお電話をいただきました.両先生とも文献ではよく存じ上げておりますが,恐れ多くお断りする術もなく,勇気を出してこの会場にまいりました.与えられた時間で,看護の経済学について,私の歩みをお話しさせていただきます.
私は名古屋市立大学看護短期大学部で基礎看護学の教員をしております.当初,私の研究テーマは看護技術,看護教育,看護管理でした.しかし,自己流の研究でよいのだろうかという不安があり,ライフ・ワークとなる研究をしようと考えました.テーマは何がよいか,心理学か健康科学か,何か勉強しようと通学可能な大学院を探しました.悶々として時が過ぎるうちに身近な人の中から大学院に入り,研究を始める人たちが出始めました.もう後には引けないと,自分の真剣さも増してまいりました.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.