データファイル
21世紀の医療保険制度(厚生省案)—医療保険及び医療提供体制の抜本的改革の方向〈抄〉
pp.865-869
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902217
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・我が国は,国民すべてが医療保険制度に加入し,誰もが安心して医療を受けることができる,世界でも有数の医療制度を確立してきた./しかし,急速な人口の高齢化,医療の高度化等により医療費は増大を続ける一方,経済基調の変化に伴い,医療費の伸びと経済成長との間の不均衡が拡大し,このままでは国民皆保険制度そのものが崩壊の途を辿ることにもなりかねない.
・21世紀の本格的な少子高齢社会においても,すべての国民が安心して良質な医療サービスを受けることができるような医療制度を,我々の子どもや孫たちに引き継いでいくために,国民皆保険制度を堅持し,新しい時代を見据えながら,医療保険及び医療提供体制について抜本的な改革を実現させる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.