特集 地域における保健と医療の連携
医療保険制度および医療提供体制の抜本改革の方向—医療提供体制を中心に
関山 昌人
1
1厚生省健康政策局総務課
pp.180-183
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901739
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はじめに
住民にとっては住み慣れた地域において安心して生活できることが大切である。病気に罹患したとき,その不安の解消と治癒が速やかに図れることが必要である。このため,「いつでも,どこでも,誰でも」医療機関に受診できることが必要となる。
これを可能としてきたのは,国民皆保険,自由開業制,医療機関=保険医療機関,医師=保険医,診療=保険診療といった医療制度と医療保険制度とが一体となった日本型医療システムである。
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