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第52回国立病院療養所 総合医学会学会長を務める 国立療養所香川小児病院 松村長生院長
玉木 芳郎
1
,
八木 保
1愛媛県立中央病院
pp.784
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902196
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天性としか言いようのない見事なリーダシップを持った院長である.国立療養所香川小児病院を具体的に構想し,周到な準備の過程で自ら小児外科の鬼に変身し,臨床の先頭に立ってここまで病院を引っ張ってきた.このところは,厚生省や大学,自治体の関係者はいやというほどご存じのことであろう.
徳島大学田北外科に入局早々,彼がリーダで教室の宿題報告の下請け実験を一緒にやっていたとき,「日曜はダメよ」といいつつ毎土曜日の夜中過ぎまで2日分の仕事に付き合わされた.後で知ったが,同級の才媛を射止める過程だったらしい.メルナ・メルクリ主演の映画をもじった洒落た作戦は成功した.畏友松村長生にも人並み以上の青春があったことを,わたしは知っているのです.
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