特集 国際・国内学会の焦点
国立療養所総合医学会
大森 文子
1
1国立中野療養所
pp.22-25
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905767
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はじめに
昭和41年10月5日,6日,四国松山市において開催された第21回国立病院療養所総合医学会を傍聴したので,その中で印象に残ったものについて書いてみる。
まずこの学会は戦後間もなくより,厚生省医務局の主催として開催されることになり,始めは医師だけの参加であったが,病院,療養所の健全な発達のためには医師の向上のみでは事足りないとの見地から,他の医療関係者,いわゆるパラメヂカルといわれる部門も参加することになり,近年は事務部,サービス部門等,広く病院全体の研究発表を行なう学会となっている。従って職員中の約半数をしめる看護部門の参加は医師以外では一番活溌だといわれている。41年度も病院管理分科会での看護部門の発表は大変好評であった。その中の数題を紹介しようと思うのであるが,この報告を書かされることを予期していなかったので,ここでは概況に止め,詳細は学会誌「医療」を参照して頂くことにする。
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