訪問看護ステーション 実践レポート—北から南から
病院と行政の結合で保健・医療・福祉を統合サービス—訪問看護ステーション「みつぎ」
平野 幸江
1
1訪問看護ステーション「みつぎ」
pp.575-577
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901833
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はじめに
「住み慣れた家庭,地域で生活したい.」このことは多くの老人が望んでいる.高齢社会を迎えて,要介護老人が増え,在宅ケアの必要性が強く叫ばれている中,訪問看護ステーションは,在宅医療の中で重要な役割を果たしている.
御調町では,公立みつぎ総合病院を核として在宅ケアが行われてきた.老人訪問看護制度の創設により,1992年5月,県内トップで御調町老人訪問看護ステーションを開設した.1994年4月には,診療報酬の改正により,難病などで障害のある65歳未満の若年者も利用できるようになった.1995年4月,名称も訪問看護ステーション「みつぎ」と改め,はば広く利用してもらえるようになった.当ステーションの現状と今後の課題および展望を含めて報告する.
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