対談シリーズ 介護問題をめぐって・7
地域リハビリテーションの今後の展開と介護問題
大田 仁史
2
,
堀尾 愼彌
1
1医療法人堀尾会熊本託麻台病院
2茨城県立医療大学保健医療学部
pp.370-377
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901782
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生活拡大のための在宅でのリハビリ
大田 私は介護制度については素人ですから,堀尾先生に整理をお願いしたいと思います.まず,地域リハビリテーションをどう考えるかということですが,ここでは在宅で生活をしておられる人にとって,リハビリテーション(以下,リハと略)といわれるサービスがどのようなものかということに限定して話を進めたいと思います.
障害者や高齢者が在宅で生活をしていく上でリハがどういう役割を果たすかというと,大きな理念ではノーマライゼーションの中で語られるべきことだと思います.具体的な活動としては,障害を持つ人たちの生活を拡大できるように心身両面からアプローチすることだと思います.
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