特別企画 『介護保険時代』における地域リハビリテーション・2
〈シンポジウム〉地域リハビリテーションと介護保険—われわれは何をするべきか
石川 誠
1
,
早田 英子
2
,
山本 和儀
3
,
米田 睦男
4
,
村上 重紀
5,6
,
大田 仁史
7
1近森病院
2天草訪問看護ステーション
3医療法人若弘会大東地域リハビリテーション研究所
4潤和リハビリテーション振興財団本部事務局
5公立みつぎ総合病院リハビリテーション科
6広島県立ふれあいの里老人リハビリテーションセンター
7茨城県立医療大学附属病院
pp.593-605
発行日 1999年6月1日
Published Date 1999/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902742
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大田(司会) まず,今日のシンポジウムの大枠を申し上げます.最初に,介護保険のからみでリハビリテーション(以下,リハと略)がなぜ大切か,どう位置づけられるか,を議論します.次に,介護保険制度が始まりますと,いうならばご本人,ご家族が申請して調査云々へと流れますが,その流れのそれぞれの段階でリハがどうかかわっていくのか,あるいはそこにどういう問題があるか,などを話し合っていただきます.そして,最後に問題点を整理したいと思います.
地域リハ活動の大きな枠組みとしては,直接的支援活動,組織化活動,教育啓発活動などがありますので,介護保険もこの枠組みの中で議論ができます(表1).
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