特集 病院職員の教育と研修
私の自己啓発法
健康的な感性を涵養しつつ
高嶋 妙子
1
1聖隷浜松病院
pp.775-776
発行日 1995年8月1日
Published Date 1995/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901579
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自分らしい生き方を求めて右往左往した青春前期を過ぎた20代中盤に,大まかな人生設計を意識した.それは,20代を知識習得に当て,30・40代は精一杯行動レベルで試行錯誤し,それを50代に味わうという程度のものだったが,おおむねそのように生きてこの目安は妥当だったと感じている.
知識習得時代に,大学の通信課程で学ぶことを中心に据えたが,これは予想以上に大成功だった.しかも,時にカリキュラムから離れて自らの欲求の赴くままに知識を貧りながらも,焦らず7年余りも在籍したお陰で,糸の切れた凧にならずに済んだ.卒論のテーマを看護の中に見い出していたので,あらゆる学びがここに流入した感じがする.加えて元来嫌いでない「書くこと」が習性に近くまでなり,機会が与えられればいつも喜んで原稿用紙に向かった.
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