特集 病院の食事は今…
栄養食事指導の実際
城西病院での取り組み
関 健
1
,
古谷 和枝
1
1医療法人城西医療財団城西病院
pp.650-652
発行日 1995年7月1日
Published Date 1995/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901549
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はじめに
「醫食同源」「醫は食なり」など,病を醫する手段として食事療養が重要であることは昔も今も変わらない.入院時給食が保険給付の対象となってから久しいが,この10年の間にも幾多の変遷を遂げており(表1),特に平成6年10月からは,一部の指導料を除いて食事そのものに関しては,従来の1点10円の計算からはずれ,一定額の料金が支払われるようになった.同時に,患者自身から,入院時食事療養料の自己負担金を1日につき600円徴収するように改められた.この大きな変革にもかかわらず,混乱はなかったとされるが,給食をめぐっては病院現場としては質の問題を含め戸惑いとともに多くの対応を迫られることとなった.
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