特集 病院の食事は今…
[座談会]入院時食事療養費制度の導入と病院の食事
時崎 謙
1
,
片山 一男
2
,
金 公女
3
,
竹内 實
4
1多摩川総合病院
2東京厚生年金病院
3聖母病院
4北広島病院
pp.666-673
発行日 1995年7月1日
Published Date 1995/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901554
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
竹内 きょうの座談会のテーマは「入院時食事療養費制度の導入と病院の食事」です.昨年の10月から入院時の食事療養費の一部患者負担が始まりました.1日600円,96年10月からは800円になりますので,かなり大きな影響を病院に与えています.この辺の影響がどうか,そしてそれがどう病院の経営に作用しているかということ,それから,従来とかく病院の食事は,「まずい,冷たい,早い」という三悪みたいな評価がずっと定着してきましたが,最近は大分よくなってきたということですが,その辺の改善に向けてどうすればいいのかというようなことを中心にお話をお聞きしたいと思います.
まず,入院時食事療養費制度が導入されて,従来の基準給食の時とどんなふうに病院が変わったか,あるいは変わらなかったのかということを最初にお聞きしたいと思います.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.