特集 中小病院はこれでいいのか
私たちの病院の生き残り策—国保琴海町立病院の例
森 俊介
1
1国民健康保険琴海町立病院
pp.1006-1009
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901366
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はじめに
国保病院と一口に言っても,公立みつぎ総合病院や旭中央病院のように大規模で,地域の医療のけん引車的な役割をしている大病院から,わたしたちの病院のように,60床内外の小規模の町立病院まで実にさまざまである.したがって一般論としての「国保病院の生き残り策」ではなく,「私たちの病院の生き残り策」について述べたいと思う.
すでに本誌に3回にわたり,当院の活動の基本理念や老人保健福祉計画との関連について紹介させていただいたので,重複する点は多々あるかとは思うが,私たちの地域での医療,福祉の展望を含めて,当院の新築計画について書いてみたい.
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