特集 インフォームド・コンセント—語る時代から行う時代へ
患者の権利章典の実践—情報の公開・共有と参加型医療をめざして
野村 雪光
1
1津軽保健生活協同組合健生病院
pp.910-914
発行日 1994年10月1日
Published Date 1994/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901344
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
語る時代から行う時代へとインフォームド・コンセントの新しい展開を実現するには,日本の医療機関や医療制度が歴史的に持っている構造的な欠陥を克服する必要がある.
植村1)は,医療と医学における過去と現在を比較して,D中心主義(D-oriented system)からP中心主義(P-oriented system)へ転換しなければならないと強調している(表1).
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.