特別寄稿
参加型医療を促進する医療者と妊産婦の周産期情報の共有
岸 千加子
1
,
野村 雪光
1
1津軽保健生活協同組合健生病院産婦人科
pp.892-901
発行日 1993年11月25日
Published Date 1993/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900912
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はじめに
近年,人権に対する意識が高まり,医療サービスのあり方,医療従事者と患者の関係,健康管理に対する患者や地域住民との関わりなど,従来の「診てもらう」「診てあげる」型の患者—医療従事者関係の見直しが進むようになりました。患者の自発的な意識がなければ医療・保健サービスの目的は達成することができないと考えられるようになり,一方通行では患者の満足も得られない時代になっています。
私たちも参加している日本生活協同組合連合会医療部会では,1991年5月に「患者の権利章典」を決定し,それを具体化し実践しています。
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