座談会
生活の場としての検査室
野田 正雄
1
,
樫田 良精
2
,
小酒井 望
3
,
松本 佶也
1
,
佐治 守夫
4
,
高橋 昭三
5
,
加藤 みよの
6
,
天木 一太
7
1人事院職員局厚生課
2東大病院中央診療部
3順天堂大学
4国立精神衛生研究所
5東京大学医学部細菌学教室
6日大板橋病院中央検査部
7日本大学
pp.40-59
発行日 1962年1月15日
Published Date 1962/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905920
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司会本日は皆様お忙しいところをお集りいただきまして,ありがとうございました。この「臨床検査」という雑誌はいつも臨床病理学の学問のことばかりを問題にしてきたわけですが,実際にその臨床検査を行なうもの,あるいは勉強するものは人間でありまして,人間たる以上は生活というものがある。それで生活がしっかりしていなければりっぱな仕事ができるはずがない。そういうわけで,検査室における生活というものをここで一度よく考えてみたいと思うわけでございます。この記事はちょうど新年号に出ますそうで,新しい年を始めるにあたって1年間の生活を考えるということもまた意義があることだと思います。それでは「生活の場としての検査室」をお考えいただきたいと思います。
いろいろのテーマがあるわけですけれども,まず入りやすいところから勤務時間ということを問題にしてみたいと思います。宮庁の場合は,勤務時間というのは9時から5時まででございますか。
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