てい談 医療の座標軸を探る・4(最終回)
医療の現場では何をすればよいか
河北 博文
3
,
塙 正男
1
,
今井 澄
2
1特定医療法人新都市医療研究会関越病院
2参議院
3特定医療法人河北総合病院
pp.377-380
発行日 1994年4月1日
Published Date 1994/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901212
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□病院がかかえる三つの問題点
河北 では,われわれは現場の者はどういう態勢を組めばいいのか.今井さんのように政治に出るのも一つでしょうし,病院団体や医師会が組織として制度に対応するのも一つだと思います.
私は日本の病院界の問題点は大きく三つに分けることができると思うのです.一つは,それぞれの病院が内部で解決しなければいけない問題を人の責任にしていること,これは各病院の内部で解決すべきです.二つ目は制度・政策を変えない限り解決できない問題をどうするか.これに対して一体だれが対応するのか,日本医師会なのか,あるいは病院団体なのか,それらの団体に対応する能力があるのかどうか.
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