てい談 医療の座標軸を探る・1
世紀末「時代」の医療を読む—医療費をめぐって
塙 正男
1,5
,
今井 澄
2
,
河北 博文
3,4,5
1特定医療法人新都市医療研究会関越病院
2参議院
3特定医療法人河北総合病院
4日本病院会
5東京大学医学部
pp.63-69
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901137
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塙 私は埼玉県の西部地区に位置する鶴ケ島市で,200床弱の民間病院の理事長をしていますが,中小規模の病院は現場の仕事で,善くも悪くもいわゆる3K職場です.
最近,行政施策を中心に医療界のなかでいろいろな動きがありますが,かなり現場とのミスマッチを生じているのではないかという感じを持っています.とくにここ10年の,制度の変革を目的にした動きはかなり現場に無理を強いていると思います.これが中小病院の質を下げることになるのではないかという危惧を持っています.
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