特集 勤務医と病院経営
日本医師会勤務医委員会の変遷
濱田 和孝
1,2,3
1大阪市立住吉市民病院
2日本医師会勤務医委員会
3大阪府医師会
pp.233-237
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901182
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平成5年12月に発表された厚生省の医師・歯科医師・薬剤師調査によれば,日本の医師数は平成4年12月末には21万9,704名で平成2年の同調査に比べ7,904人,3.4%増加した.医師数は年々増加しており,病院の従事者と診療所の従事者の割合はそれぞれ61.8%,34.4%で,病院の従事者が昭和54年を境にして増加してきている(図1).とくに50歳未満の医師では病院に従事するものが80.9%を占めるようになった.
日本医師会会員数は平成4年12月には12万8,404名で,その内勤務医会員数は5万3,626名(41.8%)であった.日本には約9万名の日本医師会(以下日医と略す)に加入していない医師が存在し,その大多数は勤務医である.
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