特集 勤務医と病院経営
勤務医にとっての認定医制度の将来
坂上 正道
1,2
1日本医師会
2北里大学
pp.238-241
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901183
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はじめに
学会認定医制については,むしろ認定医制協議会の立場の方が述べられるべきであろう.しかし,その記載にしたがって大綱を述べて,本主題の解説に資することとしたい.
日本において専門性をもつ各医学の専門領域における最初の医師の資格認定医制は,昭和37年4月11日に発足した日本麻酔医指導医制度である.その後昭和55年9月30日に,すでに認定医制を発足させた学会と,発足を予定している学会および検討中の学会,計22学会のうち,20学会が集まり,合同会議としての継続活動が望ましいことを申し合わせた.その後,世話人6名を選び,昭和56年11月11日に第1回総会が開かれ,年2回総会を開催し,必要事項を協議してきた.さらに必要に応じて事項別専門委員会などを開くこととなり,現在は基本診療領域担当学会部会(14学会)が活動している.
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