特集 こんな勤務医はいらない
[座談会]こんな勤務医が欲しい—病院が期待する勤務医とは
伊賀 六一
1
,
桑名 昭治
2
,
坪川 孝志
3
,
竹内 實
4
Rokuichi IGA
1
,
Shoji KUWANA
2
,
Takashi TSUBOKAWA
3
,
Minoru TAKEUCHI
4
1東京都済生会中央病院
2医療法人桑名病院
3日本大学医学部脳神経外科
4特定医療法人即仁会北広島病院
pp.394-401
発行日 1992年5月1日
Published Date 1992/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900089
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竹内 本日は,お忙しいなかをご足労いただき有り難うございました.平成2年10月現在の日本の医師総数は約25万人,そのうち病院に勤務する医師が半分以上の15万人弱ということです.しかし,医学生の勤務医志向は一段と高まっているということですから,勤務医の比率はますます高まるはずです.そこで今日の座談会では,公的病院のお立場から伊賀先生,民間病院のお立場から桑名先生,そして送り出す大学側の代表として坪川先生のご出席をいただいて,勤務医を実際に使っている病院の立場から,勤務医がどうあってほしいか,また送り出す側から,病院に対する率直な注文をつけていただければと思います.
病院の経営にとって,勤務医がしっかりしているか否かは,非常に大きなインパクトを与えると思うのですけれども,伊賀先生,まずその辺のところからお話しいただきましょうか.
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