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自治体病院の運営管理状況の推移(2)
米田 啓二
1
Keiji YONEDA
1
1社団法人全国自治体病院協議会事務局
pp.168-170
発行日 1991年2月1日
Published Date 1991/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900863
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3.外来予約の状況
外来患者の予約(時刻まで指定)の状況をみると,「全部の科で行っている」「大部分(半分以上の科)で行っている」ところは,昭和46年には都道府県立では3.3%に当たる6病院(前者のみ),市町村立では3.1%に当たる18病院,0.5%に当たる3病院,全体では3.2%に当たる24病院,0.3%に当たる3病院に過ぎなかった.しかし平成2年の現在では,都道府県立では20.5%に当たる45病院,7.3%に当たる16病院,市町村立では3.0%に当たる22病院,5.1%に当たる37病院,全体では7.1%に当たる67病院,5.6%に当たる53病院と大幅に伸びている.都道府県立の全部の科で予約制としているところが多いのは,がん,小児科の専門病院が増加したことも一因である(表1).
平成2年の外来予約の状況について,都道府県立,市町村立別に,また,病床規模別にみた場合,「一部の科で行っている」ところも多く,特に市町村立,中でも中規模の200〜299床,300〜399床,400〜499床が多い(表2).
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