わが病院の患者サービス
松波総合病院—鬼手仏心
松波 英一
1,2,3
Matsunami EIICHI
1,2,3
1医療法人蘇西厚生会
2松波総合病院
3松波総合病院老人保健施設
pp.60-61
発行日 1991年1月1日
Published Date 1991/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900839
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松波総合病院は昭和8年に開院,250床の一般病院であったが,昭和63年,隣接地に437床の総合病院を新築完成した.(旧病院は,老人保健施設100床,附属診療所19床に転換)
この「病院冬の時代」に何故?各方面から疑問視され,非常識,無謀とささやかれたが,新築オープン後2年有余を経た今日,完全に軌道に乗り,新築のスケールメリットが各所に現われ,外来患者数は1日平均1,200名(旧病院の約3倍)を越え,病床稼動率も98%となり,高度な医療サービスの提供が可能になった.その原動力となったのは何か?医師,看護婦,事務職員の極限に近い努力があったことが最大の理由であるが,残念ながら我々の体力,知力には限界がある.これをカバーしたのが当新病院のインテリジェントホスピタル化と,有機的な拡張性のあるパワーを発揮できた優秀なソフトであった.
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