病院めぐり
松波総合病院泌尿器科
長谷川 義和
pp.93
発行日 1999年1月20日
Published Date 1999/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902507
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松波総合病院は名競走馬オグリキャップを出した岐阜県羽島郡笠松町に,昭和8年,先代の松波賢吾院長により創設された20床の診療所が始まりです。その後,設備の近代化と増床を行い,昭和54年には外科,内科,整形外科,脳神経外科,大腸肛門科,眼科の診療を行う250床の病院に発展してきました。さらに,日本の高度成長期のなかで急速な医学の発達と多様化する患者のニーズに応えるため,昭和63年2月,2代目松波英一院長のもとで病院の南に18診療科,437床の総合病院が完成しました。従来の病院は150床の老人保健施設と19床の附属診療所として改築しました。現在,医師数は常勤医57名,非常勤医28名,研修医1名です。
当院は昭和53年に全身用CTを県下で最初に導入し,医療事務の電算化の分野でも昭和52年のバロース社製スーパーミニコンピュータ(B90)導入後,年々グレードアップをはかり,昭和63年の総合病院開設時には診療現場にて直接入力するIBM社オーダリングシステムを始めました。また,当院外科では平成3年2月に腹腔鏡下胆嚢摘出術を県下で最初に行い,現在までに500例超える件数を数えています。平成9年11月には,民間病院としては国内初の生体肝移植を成功させ,現在までに施行した3例の経過はすべて良好です。
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