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木朝会—札幌の若手病院経営者の勉強会
西澤 寛俊
1
Hirotoshi NISHIZAWA
1
1医療法人恵和会西岡病院
pp.348-349
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900624
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札幌には現在約270の病院があり,私的病院は230前後である.その中で開設者が50歳未満の病院は70〜80ほどであろう.病院開設の理由は個々に違えど,自分達が医師として教育を受け十分な臨床経験を積んだ上で,良い医療を提供し地域医療に貢献したいとの気持は共通であろう.しかしながら,われわれは医学は学んだが,医療学は十分に教育を受けていない.また,経営者でありながら,経営学,管理学等も素入である.われわれは医師として毎日診療を行いながら,病院経営には常に非常な不安をもっている.良き地域医療を行うためには病院の経営基盤の安定は最低必要条件である.そのためにわれわれは医療,経営,管理等を勉強し,また広く社会情勢,医療環境,経営環境に適応し,人間としての成長も望まれる.このような背景のもとで,各先生方は諸団体や研究会で,または個人的に勉強していると思われるが,札幌の病院経営者(医師)で経験の浅い30〜40代の先生方が,直面している多数の問題を中心とした意見交換の場が欲しいとの事から,昭和62年7月に有志が集まり発起人会を開いたのが木朝会の始まりである.当日は8人の発起人の他に東京都私立病院会青年部会代表幹事の河北博文先生にも出席して頂き,青年部会の主旨,活動内容を伺い,参考にさせて頂いた.
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