特集 中小病院サバイバル
〔座談会〕21世紀の医療はまかせろ—病床過剰地帯から若手リーダーの発言
太田 茂樹
1
,
大橋 正實
2
,
秋山 孝二
3
,
西澤 寛俊
4
Shigeki OTA
1
,
Masami OHASHI
2
,
Koji AKIYAMA
3
,
Hirotoshi NISHIZAWA
4
1北光循環器病院
2耳鼻咽喉科麻生病院
3(株)秋山愛生館
4医療法人西岡病院
pp.134-141
発行日 1990年2月1日
Published Date 1990/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900570
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
西澤 医療をめぐる環境が最近ますます厳しくなっておりますが,その中で特に中小病院の経営は非常に不安定な位置にあり,将来淘汰されるだろうという声も聞かれます.特に北海道,その中でも札幌は病床過剰地域として全国の注目の的となっています.
本日はそのような地域を背景にして,30代で開業され,病院を経営されているお二人の先生に,お二人は21世紀になりましても現役のバリバリとして活動されるわけですが,21世紀の札幌の医療を担い得るのだという抱負を大いに語っていただきます.また,秋山さんは医薬品の流通関係の仕事をされており,医療の側面からの立場でご意見をおうかがいします.そこでまず,先生方の病院の理念と現在の特徴を簡単にご紹介いただけませんか.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.