特集 看護の質に何を期待するか
看護職として看護の質をどう考えるか
救急看護をモデルとした質向上への提言
高橋 章子
1
1大阪府立千里救命救急センター
pp.502-505
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900379
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はじめに
日本看護協会の昨年3月の調査で,患者は入院に際して,優秀な医師がいる,看護婦などの人手が十分である,最新の医療機器が整っている,などを重視しており,また,看護の質的評価に戸惑うとの報告がある.
また,看護協会は21世紀に向けた看護職の資質向上の方向として、研究,教育,臨床能力を備えた人材の育成を挙げている.そこで看護の質の評価というテーマについて,救命救急医療をモデルにして,臨床における,看護婦の個人または集団としての役割に視点をあてて,考えてみたい.
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