特集 週休2日制実行のためのポイント
民間病院における週休2日制、時短への取り組み
全人医療実践のための職場づくり—淀川キリスト教病院の目指すもの
柴田 康宏
1
1淀川キリスト教病院事務部総務課
pp.130-132
発行日 1993年2月1日
Published Date 1993/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900289
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はじめに
淀川キリスト教病院の歴史は,戦後間もない1950年(昭和25年)までさかのぼる.衣食住にも事欠く状態で,医療事情も極めて貧困であった当時,アメリカの合衆国長老教会のキリスト教宣教活動の一環として設立が計画され1955年(昭和30年)に診療所を開設,建築・設備を充実させ,その翌年に病院として新たに出発した病院であり,創立のこころにキリスト教精神に基づく「全人医療」を掲げている.これは,「からだとこころとたましいが一体である人間(全人)にキリストの愛をもって仕える」ということで私たちは,これを目ざして今日歩んでいる.
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