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第47回国立病院療養所総合医学会会長 国立大阪病院院長 古川俊之氏
西 三郎
1
1瑞穂短期大学
pp.780
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900175
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「勇気と自信を忘れないで」
第47回国立病院療養所総合医学会会長ご苦労様.人物紹介をするのは,それなりの人がするのが慣例にもかかわらず,辛口所望とのことで身分をわさまえずに,一言述べさせて頂きます.お付き合いは阪大講師時代の医療情報学研究の頃からで,表面しかお付さ合いがなく,東大教授,次は,恩師の跡を次いで,国立大阪病院の院長にと,変わり身が早く,何を考えているのか,よくわからない方です.今もかも知れませんが,社会現象の解明に,大川に数学や難しい数式を武器にして取り組まれ,幾つかの業績を挙げています.詳細は理解でさなくとも,研究者として,関係なさそうなことを結び付けるという発想に,勇気ある人であるとともに親しみを感じ,長く付き合ってさました.研究と異なり,生さ物である国立病院を改革するのは,興味が在るでは済まされませんので,ご苦労なことです.
国立病院・療養所は,その存在意義が問われている時代に,国立病院・療所養経営懇談会座長宮澤健一先生が言われた「院長の役割は,単に管理者としての立場だけでなく,経営者の立場をもっと前面に出すことか国民の信頼に答えていくことにもなる.……」(週刊社会保険,Vol.46,1697号,1992.7.12.p.10)では国立施設の責任者としては不十分で,古川先生もこの意見に同調されることでしょう.
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