病院管理フォーラム
[臨床検査]検査過誤と法的責任(その1)/[環境整備]インテイアの管理/[薬剤]医薬品情報の効率的利用/[栄養]医療法改正と栄養業務
高橋 正雄
1
Masao TAKAHASHI
1
1前国立がんセンター病院
pp.758-761
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900171
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信頼の原則
臨床医が治療を行うにあたって,臨床検査のデータを抜きにしては患者の的確な症状把握は不可能になりつつある.ときには「検査漬け」と中傷されたり「伝票医療」とまで喧伝されているのもこのためである.
いずれにしろ,自ら依頼して得られた臨床検査データが,精確なものであるという「信頼の原則」にたって,学問知識や経験を駆使しながら医学的評価としての診断,治療行為の選択,具体的な治療に移行するという過程をとる.
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