厚生行政展望
先端厚生科学技術の動向(上)—遺伝子治療
厚生行政研究会
pp.748-749
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900166
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保健・医療・福祉など,厚生省関係の科学技術の推進方策について,総合的に審議するための組織として,「厚生科学会議」というものがある.これは,厚生大臣も交えた学識者の懇談会として,昭和61年に発足したものであるが,従来から厚生科学の重要課題について基本的な方針を示しており,現在,杉村隆国立がんセンター名誉総長が座長を務めている.
この厚生科学会議が,このほど,今後社会的にも大きな影響のある報告を,立て続けに2本公表した.6月22日の「遺伝子治療に関する中間意見」と,7月3日の「介護機器等研究開発推進会議報告書—障害者や高齢者の自立のためのテクノロジー」がそれである.以下,2回にわたって簡単に紹介していきたい.
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