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「1991年病院における訪問看護実態調査」より最終回—[3]在宅ケアのネットワーク作りが課題
岩下 清子
1
Kiyoko IWASHITA
1
1社団法人日本看護協会普及開発部
pp.750-751
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900167
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家族介護力の低下
訪問対象者の年齢は,65歳以上が75%,うち80歳以上が35.1%を占めている.1985年調査と比べ,後期高齢者の比率が高くなっている(表1).
家族介護の状況についてみると,対象者全体の8.8%が独居,29.5%が65歳以上の老人に介護されている.1985年調査と比べ,終末期に入院せず,訪問看護を受けながら在宅のまま死を迎えたケースの比率が低下しているが,その主なる原因は家族介護力の低下にあると思われる(表2).
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