連載 衛生行政キーワード・61
厚生統計および保健統計の最近の動向(新統計法を踏まえて)
國光 文乃
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1厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課保健統計室
pp.74-76
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101721
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厚生統計および保健統計の概要
「統計」とは,「統計集団(統計の対象となる,ある共通性を有する固体の集まり)について調査した結果,あるいは,当該統計集団に関する業務資料を集計・加工して得られた数字」とされ,「統計調査」とは,その統計を作成するための調査をいう.
厚生統計から得られる情報は厚生行政において,データに基づいた科学的(Evidence-Based)な企画立案や評価等を行う上での前提条件であり,近年の政策決定過程の透明化,説明責任等の要請等を踏まえ,その重要性はますます高まっている.さらに研究機関における研究資料等にも幅広く活用され,保健・医療・福祉を中心とした社会生活全般にわたる基礎的資料を提供する「社会の情報基盤」としての性格も有するものである.
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