特集 これからの重症度,医療・看護必要度
現場での活用方法と課題
重症度,医療・看護必要度を用いた回復期リハビリテーション病棟マネジメントの実際と課題—重症者の増加にどう対応するか
橋本 茂樹
1
1札幌渓仁会リハビリテーション病院
キーワード:
回復期リハビリテーション病棟
,
重症度
,
日常生活機能評価
Keyword:
回復期リハビリテーション病棟
,
重症度
,
日常生活機能評価
pp.225-230
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211883
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■はじめに
今後,さらに高齢化が進むと同時に,地域医療構想の下で回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)はさらに増える状況にある.すでに回復期リハ病棟の入棟患者は高齢化してきており,それによって認知症患者の増加,多疾患を合併症としてもつ患者の入棟が増えている.そこに加えて回復期リハ病棟の2022年の診療報酬で重症患者の入院比率がさらに上がり40%になった.重症患者の増加にて病棟運営は混乱し,スタッフは疲弊してしまう状況にある.この状況下でどのように,回復期リハ病棟を運営していくか,ここで議論したい.
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