特集 検証 2022年度診療報酬改定
改訂のトピックス
—【2022年度改定におけるオンライン診療:クリニックの視点から】—セルフケアのツールとしてのオンライン診療のあるべき姿とは
内藤 祥
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1医療法人社団クリノヴェイション
キーワード:
新しいオンライン診療モデル
,
セルフケア
,
アブセンティズム
,
プレゼンティズム
,
患者主体の受診形態
Keyword:
新しいオンライン診療モデル
,
セルフケア
,
アブセンティズム
,
プレゼンティズム
,
患者主体の受診形態
pp.1055-1060
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211820
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■2022年度改定により,オンライン診療は手軽に利用しやすい環境へ1〜3)
オンライン診療に関する法的な緩和が進んでいる.国は本格的にオンライン診療を広め,外来診療の柱の一つとする意向が見える.2022年度診療報酬改定では,未だ新型コロナウイルス感染症による時限的措置の影響が色濃く残っているものの,オンライン診療自体の大枠として,実質的な初診からのオンライン診療の解禁,定期診察をオンライン診療で行うことの条件の緩和,オンライン診療の保険点数の増額の3点が大きな変更事項として挙げられる.これによりオンライン診療は,特に医療機関にとって継続的に利用しやすい環境となった.
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