連載 アーキテクチャー×マネジメント・52
加古川中央市民病院
河合 慎介
1
1京都府立大学大学院生命環境科学研究科
pp.242-247
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210930
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総務省による公立病院改革のガイドライン1, 2)では,①健全経営,②再編・ネットワーク化,③民間的経営手法の導入の3つの視点が示された.特に再編・ネットワーク化について,病院間での機能の重複や競合を避けて適切な機能分担を図ること,他の医療機関と経営主体の統合再編や事業譲渡なども検討することが言及された.兵庫県下でも統合再編が積極的に推進され,これまでに北播磨総合医療センター(2013年),県立尼崎総合医療センター(2015年),公立朝来医療センター(2016年)が整備され,今後も予定されている病院や,さらに検討中の病院もある(図1).ここではその一例として加古川中央市民病院の統合再編のプロセスや運営の実態と建築計画の関係を報告したい.
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