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地域住民の期待に応え,まちとともに成長する病院—医療法人社団医仁会 ふくやま病院
pp.239-241
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210929
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ふくやま病院(兵庫県明石市)は,旧病院の老朽化に伴い,JR西明石駅前から,山陽電鉄・西新町駅の高架化によって生まれた駅前広場に移転・新築された.旧病院から2.5km離れた土地での建て替えに際して,譜久山剛理事長は新しい地域の住民にどのような病院が求められるのかを探りたいと考えた.そこで,コミュニティデザインの第一人者である山崎亮氏(studio-L代表)の手を借り,まず病院職員が話し合う機会を設けた.病院幹部と職員の想いは「病気を防ぎ,在宅復帰を支援して,人が健康になれる場所にしたい」という方向で合致し,「『また来てね』と言える病院」というコンセプトが固まったという.
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