特集 検証 平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定
【病院種別影響】
日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会—平成30年度病院経営定期調査(中間集計結果)について
病院団体合同調査ワーキンググループ
pp.960-967
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210852
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●日本病院会,全日本病院協会および日本医療法人協会の3団体は,従来,各団体で個別に実施してきた改定影響度調査を,平成30年度より「病院経営定期調査」として合同実施した.本稿では,その中間集計結果(速報)の概要を報告する.
●中間集計結果では,前年同月比較で診療単価は,入院・外来ともに2%超の単価増であったが,延べ患者数が減少し,診療収益は,入院が増収,外来は減収,入院+外来診療収益で増収であった.医業損益を見ると,医業利益で赤字拡大,経常利益は医業外収益により赤字額がわずかに縮小したが,依然50%を超える病院が赤字であり,病院経営の厳しい状況は続いている.
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