特集 2020年診療報酬改定から読む病院経営
【病院種別影響】2020年の評価と2022年の課題
日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会—新型コロナウイルス感染症の影響と2020年診療報酬改定から読む病院経営
島 弘志
1
1一般社団法人日本病院会
pp.927-931
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211318
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会の3団体は,平成30年度から行っている合同の病院経営定期調査は行わず,新型コロナウイルス感染拡大による病院経営の調査を行い,国(厚生労働省)に病院経営の危機を訴えた.
●新型コロナウイルス感染症の対応に対し,厚生労働省は,さまざまな診療報酬上の措置を打ち出してきたが,元々半数以上の病院の経営が赤字になっている状況に加え,受療行動の変容は,大きな痛手となっているために,診療報酬の本質である患者を診療した対価としての効果は定かではない.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.