発行日 1949年7月1日
Published Date 1949/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210139
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昭和21年10月始めてインターンが配置せられ爾來毎年4月と10月とに新卒業生がインターンとして順次配置せられた。始めての制度で計劃指導にあたる厚生省側もこれを受け入れる病院側もインターン自身の側も相當まごつきながら現在に及んで來て居るのであるが三者夫々の立場から色々意見がある。従來の経験に徴して改善の案があるであろう。然し三者は其立場を異にして居ることにより其意見にも相當隔りのあるものがあると思われ又實施したい希望はあるが經費,設備,資材人的要素等の關係で簡單に解決出来ぬ點が非常に多いと思われる。厚生省に於ても病院關係者を集めてその意見を徴したり米國に於けるインターンに關する講演を聽く機曾を與えたりして居られる。東京都醫師曾に於いてはインターンを受け入れて居る病院の院長を集めて東京都病院醫學曾を作り厚生省,東京都廳の關係の方も加わられてインターンの問題に就て色々考究せられて居る。インターンの學術的發表の曾合を計劃せられて居る。本誌編輯の方からインターンに就てかけとの事であるので国立東京第一病院に於けるおりの儘の状態を逑べ各方面よりの御教示を受け出来る限り改善して行き度いと思う。
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