連載 アーキテクチャー×マネジメント・2
旭川赤十字病院
石橋 達勇
1
1北海学園大学工学部建築学科
pp.96-100
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209784
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旭川赤十字病院は,北海道の中央に位置する人口約35万人の旭川市内にある急性期病院である(図1).大正12(1923)年に札幌市から現在地に移転してきてから約90年間,日本赤十字社の基本理念に基づき地域医療サービスを提供し続けてきている.
平成16(2004)〜平成22(2010)年に中央診療部,病棟,救命救急センター,供給部などを対象とした大規模な増改築計画・工事が段階的に行われた.本稿では,この一連の工事が終了した旭川赤十字病院における「救命救急医療」と「医療安全・感染防止」に関する取り組みに着目し,その運営と建築・設備の現況を紹介しつつ,考察を行う.
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