新しい医療情報システムを作ろう!(最終回)
マイクロ・メインフレーム・リンクについて
滋賀医科大学医学情報センター
pp.170-172
発行日 1989年2月1日
Published Date 1989/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209498
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ホスト中心型からマイクロ・メインフレーム・リンクのシステムへ
滋賀医科大学附属病院で構築中の医療情報システムの特徴は,新しい概念であるマイクロ・メインフレーム・リンク(以下MML)を採用したことです.MMLの概略を理解するには従来から用いられているシステムと対比させるとよいでしょう.
従来から用いられているシステムはホスト中心型のシステムといわれています.このタイプのシステムでは,何百台もの端末があって何百人の人が同時にそれで作業をするとしても,コンピュータは中央に大型のものが1台(並列的に用いるために2〜数台のことはありますが,それでも1組です)しかありません.この1台のコンピュータを中心にシステムが作られ,このコンピュータが主人役を務めているところから,ホスト(コンピュータ)中心型のシステムと呼ばれています.
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