学会だより 第100回日本病理学会総会
メインテーマは「次の100年を創る」
近藤 哲夫
1
1山梨大学医学工学総合研究部人体病理学
pp.817
発行日 2011年8月15日
Published Date 2011/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102708
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第100回日本病理学会総会は深山正久教授(東京大学大学院医学系研究科病理学講座人体病理学・病理診断学分野)を会長として,2011年4月28日(木)~30日(土)の3日間にわたり横浜で開催された.東日本大震災後の開催であり,震災による多大な被害,電力供給不足の懸念という困難な状況の中で学会の中止・延期も検討されたが,会期の短縮,プログラム変更のうえで開催が決定となった.
学会の内容は特別講演「日本病理学会の100年:その役割の変遷」,特別企画「病理学の研究 未来に向かっての提言」,会長講演「人体病理学の展開―次の100年をつくるために」の他,2つの宿題報告,7つの教育講演,5つのシンポジウム,16のワークショップ,7つの診断ワークショップ,6つのオープンフォーラム,24のセミナー,10の講習会,市民公開講座,一般演題,学生演題と広範な分野で企画された.また,原発事故という時機をとらえて市民公開講座「原子力災害における放射線の健康影響」が緊急特別企画として加えられた.
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