特集 新春対談
選択の時代—病院の進む道
公的病院の「役割」とは何か
島田 恒治
1
,
紀伊國 献三
2
Tsuneji SHIMADA
1
,
Kenzo KIIKUNI
2
1市立島田市民病院
2筑波大学社会医学系
pp.44-48
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209465
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紀伊國 市立島田市民病院は静岡市と浜松市のほぼ中間,静岡県の中央を流れる大井川沿いの人口約7万の島田市にあります.島田恒治先生は昭和49年に島田市民病院に着任以来,設備を含めて,医療的にも経営的にも悪化の度合いを強めていた病院の再建に取り組まれ,医師の確保,医療内容の充実,地域医療の展開といった様々な問題に着手,診療科の増設や病床増床を続けると同時に,昭和54年には新病院を移転新築し,昭和62年4月には760床の大病院に発展させました.
そこで,今回はまさに「公的病院のモデル」ともいうべき市立島田市民病院に島田先生を訪ね,巷間話題になっている「公的病院の役割あるいは使命」といった問題についてお話をうかがってみたいと思います.
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