特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
京都府立洛南病院—328床(精神科のみ)
小池 清廉
1
Kiyoyuki KOIKE
1
1京都府立洛南病院
pp.1036-1037
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209439
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全面増改築の経緯
峻工に至るまで
このたび5年にわたる全面増改築工事が竣工した.昭和20年の開設以来の木造建築物が,昭和36年と40年に増築されたRCの2病棟を除いて,そのまま存続していたのであった.少なくともハード面の医療環境は劣悪であったといえる.昭和49年に,院内に改築委員会(委員長:中村五郎副院長,各職場より委員を選出)を設け,京大意匠研究室加藤邦男助教授らと月1回の研究会を57年まで続け,以後竣工に至るまで,実施設計担当の横河設計社員と常時打ち合わせを行ってきた.全面増改築が実現したのは,林田府政に変わってからである.
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