私的病院からのレポート・10
—大阪市・南大阪病院—一代でつくり上げた700床の病院
一条 勝夫
1
1病院管理研究所
pp.90-98
発行日 1972年10月1日
Published Date 1972/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204812
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昭和26年,115床の総合病院としてスタートした南大阪病院は,この20年間のあいだに700床を備える大病院にまで発展してきた.この先,まだまだ遠大なご計画を胸にお持ちの内藤景岳院長(写真左)は,果敢断行のバイタリティあふれる強烈な個性の持主である.毎日,全職員を集めて朝礼をする,病院歌を歌う,病院旗を飾る,医学雑誌をつくる,患者への新聞を発行する—どれもこれも,院長の個性がつくり出したものである.しかし,‘大阪という土地にあるうちの病院でしかできないことなんや’と話しているところをみると,ユニークさの限界もきちんと心得ておられるご様子.
60歳を迎えてますます意気上がる内藤院長に,これからまた何を見せていただけるか,それがとても楽しみである.
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