特集 日本型DRGはあり得るか
DRGと世界の医療保険制度の動向
石本 忠義
1
Tadayoshi ISHIMOTO
1
1日本大学法学部
pp.783-785
発行日 1988年9月1日
Published Date 1988/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209370
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DRG方式の影響と評価
アメリカのDRG方式には,導入当初からヨーロッパ諸国が強い関心を示し,その考え方がその後の入院費抑制策に少なからず影響を与えている.
入院費抑制策は病院建設,増床の規制,高額医療機器の導入規制,病院経営の合理化,療養費の引上げ規制や算定方式の変更など種々の方法によって行われているが,これといって決定的なものはない.しかし,療養費の算定方式の変更はかなり大きい効果をあげているようである.
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