今日の視点
看護学生の病院選択基準と進路指導のあり方
高木 永子
1
Nagako TAKAGI
1
1筑波大学医療短期大学部看護学科
pp.385-391
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209287
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医療の質的向上はある意味で看護の質的向上にかかっていると言っても過言ではない.では,看護学生はいかなる意識,基準をもって病院を選択するのであろうか.優秀な看護婦を確保したいという病院側の意向もさることながら,そのためには看護学生の意識を探ることも必要であろう.
今回は特に,現代の若者の心理社会的な側面をも考慮しながら,看護という集団への参加の型と同時に,病院の医療目標,医療内容,看護への理解度をはじめとして,建物や宿舎,果てはユニフォームといった内容に至るまで,看護学生が病院を選択する際に左右する要因を探りながら,病院みずからが変革すべき点,また指導に当たる教師陣のあり方に言及にしていただいた.
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