人
日中看護協力の懸橋となって国立身体障害者リハビリテーションセンター病院看護部長 落合 芙美子氏
二瓶 隆一
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院
pp.200
発行日 1988年3月1日
Published Date 1988/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209244
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現在,中国では日本政府の援助により,北京に大さなリハビリテーションセンターを建設中である.しかし,中国ではまだこの方面の関連職種が確立されていないため,日本政府は人材養成面の援助をも行うことになり,医師,看護婦,理学療法士,作業療法士等の養成を目的として,日本から多数の関係者が中国にわたり,教育・指導に当たっている.一方,中国からは多くの研修生が来日中である.この中で看護部門の総元締めの任を果たしているのがこの人である.
援助の交渉のため代表団員として訪中した折,リハビリテーション看護の重要性を中国側に力説し,中国側の看護部長をはじめ婦長クラスの人を早々と来日させ,現在7名がこの人の下で研修中である.御自身も中国語を習い,いまや相当の中国通で,研修中の中国の看護婦さんからは"お母さん"と呼ばれて親しまれ,尊敬されている.
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