院内管理—最近の話題
総合病院における医学情報部の働きと役割
西村 昭男
1
Akio NISHIMURA
1
1日鋼記念病院
pp.414-415
発行日 1987年5月1日
Published Date 1987/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209064
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近代的医療の効率的な展開は,専門分化した業務間の連携が十分でなければ達成されない.この連携の綱を構成するのは情報であり,この点で情報は医療行為の一部であるとも言える.当院の医学情報部の活動は,医学ならびに医療に関する情報センターとして,新しい病院医療の展開に向けて大きく貢献している.この実績を的確に計量することは簡単ではないが,職員の研修ならびに臨床研究の活性化による職業意識の向上,医療の質の向上ならびに効率化などを通じて病院運営上の諸指標の改善にも寄与しているものと高い評価を受けている.
ここでは,当院における6年の歩みから,医学情報部の業務内容の変遷などの経緯について報告するとともに,将来的な展望についても私見を述べる.
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