特集 病院機能を高める看護の専門性
外来における看護の専門性
三浦 照子
1
,
林田 明美
2
Teruko MIURA
1
,
Akemi HAYASHIDA
2
1関越病院看護部
2順天堂大学医学部附属病院小児科病棟
pp.378-383
発行日 1987年5月1日
Published Date 1987/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209055
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●地域の人々とのかかわりの中から
雑多に入り乱れて展開される外来の中で
高齢化社会を迎え,cureからcareの時代に移ったかのように言われる.この中で地域医療を実践することは,地域の状況や生活環境を理解し,家庭を単位としての医療を継続的に行うことであろう.
しかし現状の外来診療の場面は,一般診療に始まり救急処置,特殊検査,慢性疾患と雑多に入り乱れて展開されている.そして看護に要求される役割は,より迅速に正確に業務を処理し得るか否かに終始して来た.加えて,患者さんには,丁寧に優しく対処することも要求されている.これらの日常業務の中で,外来における看護の専門性について考えてみた.
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